チャートはやっぱりローソク足が使いやすいと思います。
ローソク足を一つ一つ見て判断するよりは、ある程度のブロックごとのローソク足のパターンを見て、エントリーポイントを探す方が勝率が高いと思いますので、よくある特定のパターンというか、これだけ知っていればなんとかなる形のものを紹介します。

ヘッドアンドショルダー（三尊）

最高値、最安値の所でこの形が現われたら、ネックライン（赤い線）を引き、この線を越えるようであれば、トレンド転換する可能性があります。
また、ネックラインを引いた所から山の高さぐらい、反対方法へ移動するとも言われています。
ヘッドアンドショルダー画像

ダブルトップ・ダブルボトム

ヘッドアンドショルダーの山が1つ少ないバージョンで、比較的出現しやすいパターンです。
最高値、最安値の所でこの形が現われたらネックラインを引き、この線を越えるようであれば、トレンド転換する可能性があります。
また、ネックラインを引いた所から山の高さぐらい、反対方法へ移動するとも言われています。

ネックラインを超えてもすぐに戻ってきて、そのままヨコヨコレンジのボックスになることもあるので、過信は禁物です。

ダブルトップ画像
ダブルボトム画像

ボックス

一定の値幅で移動するレンジ相場の事を言います。
いずれ、上下どちらかにブレイクするのですが、いつどこでどちらにブレイクするのかは判りません。
早い段階でボックスレンジと判明したら、下がったら買い、上がった売りを繰り返して細かく利食いで増やしていくことも可能です。

ボックス画像

ペナント・フラッグ

上昇または下降しているトレンドの時に出現することが多いパターンです。
上値と下値部分にラインを引き、三角形が出来て、先端に近づく程、ブレイクする期待が高まります。
上昇トレンド中に出来た場合は上へ、下降トレンド中に出来た場合は下へブレイクする事が多いようです。

フラッグ画像

ソーサートップ・ソーサーボトム

最高値、最安値の所で現われたらトレンド転換する可能性があります。
強いトレンドの時や、短い時間のローソク足で判断すると騙されてしまうことがありますので注意しましょう。

ソーサートップ画像
ソーサーボトム画像

ダイアモンド

最高値、最安値の所で現われたらトレンド転換する可能性があります。
最高値で出現すれば下に、最安値で出現すれば上に行く可能性があります。
あくまでも可能性であって、どちらに抜けるのかという判断が難しい形です。
ダイアモンドの中間部分の高値と安値の幅分、ブレイクした方向に移動すると言われています。

ダイアモンド画像

大体これだけ知っておけば何とかなります。
これらのパターンは、あくまでもこういう動きになる事が多いというだけであって、実際には蓋をあけてみるまでわかりません。
ですからブレイク方向や移動距離は目安ですので、先入観を持たずに臨機応変に対応出来るようにしてください。

トレードスタイルには、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードの4種類があります。

スキャルピングというのは、短時間に何度もポジションを取り、微益を積み重ねて利益を得るトレード方法のことです。
利食いも損切りも素早く何度も行うため、業者に嫌われます。

時間的には1分以内に何度もトレードをしていると、スキャルピング扱いとなり、業者によってはディーラーチェックの対象になると言われています。
ディーラーチェックというのは、ポジションを取ろうとエントリーするも、直ぐに約定させない嫌がらせみたいなものとお考えください。

デイトレードというのは、1日の終わりにはポジションをクローズして、翌日にポジションを持ち越さないトレード方法のことです。
その為、夜中にトレードの事を考えることなく、グッスリ眠ることが出来ます。
突然の悪材料にも素早く対応が出来る為、人気のトレードスタイルのようです。

スイングトレードというのは、3日とか1週間ぐらいのポジションを保有するトレード方法の事です。
相場の流れを読み、その流れに乗ってポジションを取るスタイルで、サラリーマンなど何らかの仕事をしている人が 良く使うトレード方法です。

サラリーマン株トレーダーだと昼休みのトイレの個室に入って、スマホやタブレットなど使ってトレードをするのが基本ですね。

ポジショントレードというのは、数週間から数ヶ月など長期に渡ってポジションを保有するトレード方法です。
テクニカルやファンダメンタルズなど、海外情勢も視野に入れてトレードします。

長期間保有するわけですので、突然の大きな動きがあっても動じないぐらいの資金に対するポジション数でエントリーします。
株主優待やスワップ金利を考慮したトレードになりますでしょうか？

どのトレードスタイルが自分に向いているのかは、やってみないとわかりませんので、デモトレードなどを利用してお好みのトレードスタイルを探し出しましょう。

個人的にはデイトレでエントリーのタイミングを学習していた方がいいと思います。
スキャルピング以外のトレード方法にも使えますので、数をこなして自分のエントリーパターンを構築していきましょう。